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アーユルヴェーダとインドカレー

インドカレーイメージ


アーユルヴェーダとインドカレー

インドカレー&アーユルヴェーダイメージ インドには「アーユルヴェーダ」という5千年も前から伝わる伝承医学があり、現在でも日常生活に浸透しています。サンスクリット語の「アーユス(生命)」と「ヴェーダ(知識・知恵)」を語源とした複合語ですが、わかりやすく言えば、人が毎日を健康に過ごすための人生の知恵といってもいいかもしれません。

 一般に「医学」というと、病気や怪我の治療をイメージします。それは間違いではありませんが、東洋医学からするとそれはあくまでも西洋医学的な考え方であって狭義の医学と言えます。

 一方、アーユルヴェーダが意味する医学はそれだけにだけにとどまりません。体が病に冒されたときに治療をするのはもとより、人間の誕生から死までをとらえて、「肉体的、精神的にいかに健康で一生を過ごすか」という思想が背景にあります。

 このアーユルヴェーダでは、人間のからだの生理的機能を統率するのは、3種類の生命エネルギー(運動のエネルギー・変化のエネルギー・安定性のエネルギー)だととらえるのですが、この3つのバランスが取れている状態が正常(健康)であり、バランスが崩れた状態が病気ということになります。

 そしてこのバランスを保つために、アーユルヴェーダではとりわけ食生活をたいへん重要なものとしてとらえ、バランスが崩れたとき、あるいはバランスを保つためにスパイスの効能は欠かせません。こうした考え方がインドの食文化の基礎となっています。

 もちろんすべてのインド料理にいえるわけでは決してありません。例えば「インドカレーとは」のページでふれたように、北インドのイスラム食はペルシャ(今のイラン)の影響を強く受けていますのでこの限りではありません。さらに、インドの首都であるデリーには、日本でもよく知られたファストフードのマクドナルドがあって、結構人気があるようです。ただ、このマクドナルドには、日本や米国のメニューにある、いわゆるハンバーガーはありません。ヒンドゥー教では、牛は聖なる動物のため、食べることはもちろん殺生は硬く禁じられています。かわりに、マトンをつかったマハラジャバーガーやベジタブルバーガーなどが用意されています。おもしろいですね。

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